第四回成田大致

成田大致 インタビュー

1stシングル「僕と君のロックンロール」を3月15日にリリースすることを発表したTHE 夏の魔物だが、今作から自主レーベル「MAMONO RECORDS」からのリリースになることが明らかになった。一昨年メジャーデビューした彼らが何故自主レーベルを立ち上げたのか、疑問に思っている魔物チルドレンは多いはず。その疑問に答えてもらうべく、成田大致に話を訊いた。

取材・文:岡本貴之

―3月15日にTHE 夏の魔物としての1stシングルをリリースすることが発表されましたが、なぜまた自主レーベルからリリースになったのでしょうか。

成田:端的に言うと、これまで関わっていた方々はフェスの「夏の魔物」を中心にやりたかったけど、俺たちはバンドを中心にやりたかった、ということです。契約更新にあたって、「フェス中心」という部分をはっきり言われました。例えば、CDは出せるけど今やってもらっているエンジニアさんではなくてポニーキャニオン内のエンジニアさんを使って録るとか、これまで作っていたMVも、もういいんじゃないかとか。まあ、言ってみればバンド部分は規模縮小ということなんですけど、エンジニアは淺野(浩伸)さんとじゃないと俺は作品は作れないし、楽曲やMVのこだわりについては妥協はできないので。正直、CDのリリースの展開についても納得がいっていませんでした。例えばCDショップにうちらの作品が並んでたかというと、自分たちでやっていた頃より並んでないし。イニシャル(初回出荷枚数)の枚数を聞くたびに、落胆してましたね。色々メジャーの事情があるのはわかるんですけど、なんで自分たちの足でCDと紙資料を持ってお店に挨拶に行ったらレコード会社に怒られるんだろうって(笑)。やっぱり、自分たちはフェスの宣伝のためにやってるわけじゃないんですよ。

―でもレコード会社としたらそういうプランニングをしていると。

成田:もちろん、そういう側面もあるにはあるんですけど。アントンさんなんて“もうフェスではやることがないし、バンドだけやってくれればいいのに…”って思っていたくらいですよ(笑)。

―フェス自体の開催を止める!?

成田:止める気はないです。もちろん、フェスをやってきたことに自信もありますけど“フェスの公式ユニット”とか、自分たちはそこの点でしか評価されていないんだないうことに気づいて。「バンド活動はあくまでサブで月に1回とかライヴをやって、たまにCDを出せればいいよね」的なことも言われてしまい。自分たちにはまったく、1ミリもそんな気持ちはないので。

―まわりはあくまでもフェスを主体にしたかった、ということですか。

成田:あくまでも、“フェスを中心に動く成田大致”なんですよ。例えば、自分たちが出ないで誰々と誰々のツーマン・ライヴを組むとか、プロデューサーとかオーガナイザーのポジションで、他のアイドルのサウンドプロデュースをするとか、そっちの方が良いんじゃないかって。

―今の話を聞くと、魔物のライヴや作品自体は…

成田:誰も評価してくれてなかった(苦笑)。

―でも、担当の方はすごく熱意をもってやってくれてましたよね。

成田:もちろんです!担当の方は、ものすごく愛情と熱意をもってやってくれましたよ。どうにかして次も一緒にやれる方向がないかと提案してくれたんですけど、なかなか次のプロジェクトを進める決断もできずにいて。年末になっても話し合いがまとまらないので、舞ちゃんの体調やみずほちゃん加入のことも考えて、自分たちでやっていくことをみんなで決断しました。でも、今のライヴにおける魔物チルドレン(THE 夏の魔物ファンの総称)の熱量だったりとか、メンバーのモチベーションが、これまでと明らかに違うところをもっと現場でみてほしかったなっていうのが本音です。前のチームの誰1人、フェス以降に俺たちが右肩上がりになっている部分は知らないんですよ。

―動員が増えていたり、好調になってきたということを。

成田:こっちとしたら、もうイケイケドンドンじゃないですか?……“こんなにファンが音楽を楽しみにきてくれる”っていうことがなかったんで、今まで(笑)。

―(笑)。今までっていうと?

成田:前身ユニットのDPGをやっていた頃は、プロレスファン、アイドルファンとか、さまざまなジャンルのファンがなんとなく「どんな感じなんだろう?」って興味をもって見に来てくれるっていう感じだったんです。でも、キャニオン期…夏の魔物を結成してから徐々に「魔物の楽曲が好き」「CDを聴いてる」っていう人たちが続々と現れたんですよ。昔のファンの人たちも魔物の音楽が好きって言ってくれる人たちだけが残ったというか、魔物チルドレンには本当に感謝しています。真っ当に作品を評価してくれている音楽好きな人たちが、こんなにいてくれたんだなって自信にもつながっているんで。

―確かに、前身ユニットの頃は頻繁に“クロスオーバー”っていう言葉を口にしていましたけど、あまり言わなくなっていたのはそういう理由から?
 
成田:うーん、俺たちっていろんなメンバーが集まってるじゃないですか。プロレスラーもいたら、グラビアもいたり、アイドル出身もいたり。それが俺たちの良さだなとは常に思っています。だから、前身ユニットでも、キャニオン期が始まった頃も、クロスオーバー感を全面的に出していましたし。でも、1stアルバムが本当にいいものができて。ある意味出し切ったというのか。その時、次は自分たちはどういう方向で進んで行きたいんだろうって思った時に、全員の根源でもある「ロック」の部分にもっと振り切れたいなと思って。

―あのアルバムが下地にあって、よりロックを中心にやっていこうと思ったというわけですよね。

成田:そうですね。あと、本祭で西さん(越川和磨)、ウエノコウジさん、森信行さん、ハジメタルさんのバンド編成でやったときに思ったこともあって。バンド自体は素晴らしかったのですが、自分の頭の中で鳴っているものとちょっとだけ違ったんですよ。はっきり言えば、俺に『伝えて具現化する』能力がなかったんです。もっとバンドならではの、爆発力を出したかったんですけど、オケでやる通常のライブのほうがなぜか爆発力があって…。事前リハでアレンジまでいく時間的な余裕もなかったというか、一緒に音を出せて最高だったなってのは今でも思っているんですけど、悔いが残るライブでした。

―本祭ならではのスペシャルな感じというか、それはそれでよかったと思うんですけど。

成田:本祭のときは「ウエノさん森さん参加してくれてうれしいな!自分たちも頑張ろう」っていうくらいの気持ちしかなかったんですけど、本祭が終わって、チャン(泉茉里)が一番それを感じ取っていて「あれは、自分たちのスキル不足、実力のなさを露呈しただけで、素晴らしいミュージシャンが参加してくれたっていうだけになっちゃいましたね」って言っていて。記念の1回きりの思い出作りだったらあれでいいんですけど、俺たちがやりたいのはそれではないので。で、本祭が終わってからすぐに西さんやハジメさんに、時間を作ってもらって。西さんなんて、北海道のツアーが終わったその日のままギターを持ったまま来てくれてルノアールで話して。

―どんな話をしたんですか?

成田:「自分はこういうバンドをやりたい」「わかるわかる」っていう感じで。西さんハジメさんは俺とそんなに年も離れていないので、一緒に音を出そうっていう「よっしゃ、今日もかますぞ!」っていう感じがあって。それがやりたかったんですよ。「なんでバンドでやってるんだろう?」っていうことが、全員気づけたんです。

―それが現在のTHE 夏の魔物の結成に繋がったわけですよね。シン・マモノBANDのメンバーって、1月6日と22日のライヴでは違いましたけど、固定させるつもりはないんですか?

成田:シン・マモノBANDはいろんな方と作り上げていきたいなと思っています。ただ、よっぽどのことがない限り、ハジメさんが出れない日にバンドスタイルでライヴをするつもりはないです。西さんはツアーに出てしまうこともあるので、出られないことも多々あると思うんですけど、離れていても心は一つだと思ってます。あとは、城戸紘志さん(Dr)、えらめぐみちゃん(Ba)と林宏敏君(Gt)とか、みんな実は、今いるTHE 夏の魔物メンバーと一緒で、俺が一緒にやりたくて直接連絡した方ばかりなんですよ。えらちゃんは大森靖子さんのライヴで弾いてるのを見てすぐその日に「ベース弾いてほしいんですけど」って言ったりとか。西さんと林君は師弟タッグのツインギターをうちの楽曲で鳴らせたら最高だな、と思ってお願いしました。城戸さんに関しては、ことあるごとに一緒にやりたいと前から夢を描いてたんですけど、今しかないと思って、連絡しました。

―これからもライヴでは生バンドとオケの両方を織り交ぜながらやっていくんですか。

成田:はい!予算とかと相談しながら。でも、最低月に1回はバンドスタイルでやろうと思ってます。あとはオケのライヴでは今まで通りフットワーク軽くいろんなイベントに出たいし、基本的にどっちもできるようにしたいと考えています。ただ、どっちのスタイルであろうがこの熱量…西さんは“エナジー系”ってよく言うんですけど、そういうライヴをやっていくことは変わらないし、自分たちはエンタメユニットとかホストユニットとか色んな言い方をされていましたけど“どんなときでもロックンロールバンド”だと思ってるので、そのために「THE」をつけてTHE 夏の魔物として新たに結成したんです。

―単純に「THE 夏の魔物のメンバー自体は楽器を演奏していないのにバンドなの?」って疑問に思う人も当然いると思うんですけど、そこはどうやって世の中に伝えていこうと思ってますか?

成田:もう、作品とライヴでわかってもらうしかないですよね。そのために、Ustreamでもライヴ配信をやりはじめたんですよ。今のライヴの核の部分がもっともっと知られるべきだなと思っていて。ハイスパートなライヴをやっていてこういうサウンドを出しているんだっていうことを知ってもらいたいんです。もう単純にライヴが良い、曲が良いっていう普通の基本的なことを知らしめる作業をしていて。俺がももクロちゃんにハマったときと一緒のことをやりたいな、と思ったんですよ。THE 夏の魔物も、今こういうメンバーでこういうライヴをしているっていうことをもっと知られなきゃいけないし、知ってもらうためにバンドスタイルでやるときには毎回Ust配信をできるようにしたいなと思ってやってます。

―ももクロにハマったときの気持ちはロックバンドにハマったときの初期衝動に似ていたということなんですか。

成田:もちろんそうです。魔物チルドレンの皆さんはライヴにペンライトを持ってきて「ウリャオイ!」みたいなノリで盛り上がってくれていますけど、そこが他のバンドにないところだと思っていて。そんなロックバンド他にいなくないですか?

―いないですね、確かに。

成田:だから「ペンライトを振れるロックンロールバンド」というか。あの頃のももクロに自分が感じていた部分、オーディエンスと一緒に空間の熱を作れる、そういうバンドになっていければいいなと思ってます。

―ブログに「自分の中の理想のロックバンド像のすべてが、THE 夏の魔物には詰まっている」と書いてましたけど、それはこれまでやってきたものが下地としてあって出来上がったわけですよね。

成田:ここからやっていくことは、俺たちにしかできないことっていうのを、よりわかりやすく伝えていくという作業だと思っていて。それで今回のシングルがあえてこういうシンプルなサウンドになっているんですよ。でも別に、昔みたいな情報過多な曲をもうやりませんっていうことじゃなくて、これくらいシンプルにやっても俺たちが鳴らすと、普通のロックじゃなくなると思っていて。今回のシングルはものすごくシンプルじゃないですか?

―キャニオン期に比べるとかなり音数が減ってソリッドな印象です。

成田:今は逆にこれが新しいしわかりやすいんじゃないかと思ってます。キャニオン期の後半から引き算をしはじめたけど、今はより引き算になっていて。やっぱりライヴと直結していますよ。今の良い部分が全部入ってる曲だなっていう気持ちで作りました。

―今作のテーマである「出会いと別れ」によるところも大きいというか、メッセージ性のある歌を全面に押し出しているからというのもあったんですか。

成田:出会いの方は、チャンと俺のツイン・ボーカルを軸に「さあこれからやっていきますよ」っていう全員の宣言曲でもあるんですよ。今まではうつみようこさんのボイス・トレーニングに1人で行ってたんですけど、今はチャンも通っていて。エヴァンゲリオンのユニゾンじゃないですけど、2人のいきがどんどん合ってきてるんです。ブレスの位置とか。ここに来たらこう行く、とか。曲って物語になってるので、聴いてる人の心情のマッチングする歌を作れてる気がしてて。アントンさんと大内さんにはそれを感じることがよくあったんですけど、今は歌えば歌うほどそれを感じることが多くて。あと、今回から歌の録り方を変えて、せーので一緒に歌うようにしたんですよ。それは俺とチャンとだけじゃなくて、るびいちゃんとみずほちゃんもそうなんですけど。みんなの歌が本当に最高で唯一無二なので、どんどん歌ってほしいと思ってますね。チャンと俺しか歌わない完全にツインの曲や、るびいちゃんとみずほちゃんのペアの曲とか、そういう曲にもいつかチャレンジしたいなと。より自分たちにしか出せないもの、歌えないものを強化していきたいと考えてます。あと、舞ちゃんのボーカルって最高なんですけど「夏の魔物」と「THE 夏の魔物」の違いってそこだと思うんですよ。夏の魔物の時代は、舞ちゃんのハイトーンボイスがあって、日本のアイドルやアニメのカルチャーに寄っている楽曲という作り方だったんです。THE 夏の魔物に関しては、チャンにもみずほちゃんにもるびいちゃんにも感じる“ロック感”が裏テーマでもあります。それは別にロックが好きとかそういうことじゃなくて。人物に感じるロック、人に感じる刹那感というか。それは飯伏幸太選手の試合に感じるものとか、百田夏菜子さんにライヴで感じるもので。それをTHE 夏の魔物ではできると思っていて。そういうものを作りたくて「僕と君のロックンロール」を作ったんです。

― 一方のロッカバラード「over the hill」は舞ちゃんが中心になっている曲なんですね。

成田:これは舞ちゃんの良いところ、エモさを出したかったんです。舞ちゃんの最後の曲として。ちょうどリリースが春で別れの季節でもあるのでこういう曲になりました。じつは大元は、THE WAYBARKという自分が所属していたバンドの曲なんですよ。当時のメンバーにも久しぶりに電話したりもしました(笑)。その曲をもとにコード進行とかを一緒にし「リフとかは残してまるっきり変えたいんです」って浅野尚志さんに相談して。歌詞は今回アントンさんが書いてます。「夏の魔物」と「THE 夏の魔物」の違いって俺の中でかなりあるんですけど、圧倒的に違うのは「自分で作ろう」っていう気持ちがあることなんですよ。

―それって、“理想のロックバンド”というのが一周まわってTHE WAYBARKに戻ってきたというのとはまた違うんですか?

成田:いや、そうでは全くないです(キッパリ)、当時やりたかったけどできなかったことが結構あるんですよ。それってやっぱり力不足や人間的に欠けていた部分があったので、どうやればいいかわからなかったんです。でも今なら色んな出来事を昇華して理想的なものができるんじゃないかなと思って。舞ちゃんとチャンとだからこそ、こういうシンプルな曲もできるし、自分が17才の頃にやりたかったものがやっと表現できるという。

―この2曲が、新しく結成されたTHE 夏の魔物としての1stシングルということですね。

成田:そうです。“最後の1stシングル”です。大仁田厚みたいになってますけど(笑)、これが本当にファイナルだと思ってます。でも、THE 夏の魔物を結成するにあたってアントンさんに相談したら「いや~面白いことになってきたじゃん。じゃあ、また1stアルバム作っちゃう!?」って言ってたんですよ。「THE 夏の魔物としての1stアルバムを作ろう」って。俺はそれが自分の中にすごく残っていて。だからこそ、こういう1stシングル感を出したものを作れたし、ここからやっていくのは1stアルバムに向かっていくことなんだなって。

―2年連続で1stアルバムをリリース(笑)。今年中に作るつもりですか?

成田:作ります。なので、1stシングルをリリースするにあたって、レーベル「MAMONO RECORDS」を立ち上げました。まず「ROSE RECORDS」の曽我部恵一さんと「Youth Records」の庄司信也さんに会いに行って「レーベルってどうやってやるんですか?」って相談しました。自分はお二人や、「SEEZ RECORDS」の吉田力さんとか、「CHAMP RECORDS」のSCOOBIE DOとかを1ロックファンとして憧れていて、このタイミングで自分でハンドリングをするというのは、ある意味そこも含めて原点に戻ってるなって思っていて。フラカンも「トラッシュ・レコード」期が大好きですし(笑)。1年半、キャニオンでやれたことはすごく良かったし、普通では経験できないかけがえのないものを経験できた素晴らしい1年半だったんですけど、やっぱりチームでやってるので、バンドだけが突っ走っても上手くいかないんだなって痛感しました。

―今後は自主レーベル「MAMONO RECORDS」からのリリースになるわけですか。

成田:もちろん、メジャーとはもうやりたくない!ということではないですよ(笑)。ただ、もしもメジャーでできる機会があったとしても「今回はMAMONO RECORDSの作品をここから出します」というような形にしたいです。俺たちのスピード感もあるし、今はどんどん作品をリリースしたいという気持ちがあるので。「Creation Records」とかずっと憧れていたし……年末にオアシスの映画「スーパーソニック」を見て決断したようなもんですね(笑)。映画の上映が終わったら、前の席に偶然おとぎ話の有馬和樹さんがいて「今バンドでやってるんでしょ?対バンしようよ」って言ってもらって、すごく運命的だなって。「MAMONO RECORDS」からはTHE 夏の魔物の作品だけじゃなくて、メンバーの作品も出していければ面白いなって思ってます。

―なるほど、それは面白いですね。

成田:自分はメンバーがやりたいことを一緒に叶えてあげたいという気持ちがあります。これからはスピード感をアップして、どんどん良い作品を出して「魔物ってすげえちゃんとしてるし真剣に音楽をやってるんだな」みたいになって行きたいです(笑)。

―「ちゃんとしてる」って思われてないという自覚があるんですか(笑)。

成田:思われてないですよ。今は単純にライヴを中心に活動していますよっていうところだけをピックアップしてほしいなって。そういう意味で「THE 夏の魔物」って名付けたし、「THE」がついていたらロックでしかないので。

―フェスの公式ユニットという役割はもう終わった、という話がありましたけど、フェスをやらなくなるわけではないんですよね。

成田:やりたいです!それがどういう形になるかは何も決まってないんですけど、続けていきたいです。あと「THE 夏の魔物」って改名じゃないんですよ。GOING STEADYと銀杏BOYZ、ブルーハーツとハイロウズだって違いますし、ドラゴンボールのアニメだって、無印からはじまって、ZやGTとか改とか超とかあるじゃないですか?Wikipediaだってゴイステと銀杏はページが違うように、「THE 夏の魔物」とキャニオン期でやってきた「夏の魔物」、そしてフェスの「夏の魔物」は全て別のものだと思ってやっています。

―「フェスの主催者の成田大致」としてではなく、「THE 夏の魔物のボーカリスト」としても認知されたいということですね。

成田:1ボーカリストとして見てくれる方がもっと増えることが今の目標です。そのためにも、THE 夏の魔物はとにかく今年は曲をたくさん作ってリリースしていきたいです。俺はやっぱり、10代でフェスを立ち上げて、親の金で〜みたいなまとめ記事にのっている破天荒なイメージが先行しすぎていて…自業自得なんですけど。でも、チャンや舞ちゃん、みずほちゃん、るびいちゃん、大内さんにアントンさん、そして魔物チルドレンのみなさん、たくさんの人に出会って今は守るべきものが増えたというか、しっかりしなきゃいけないという自覚を持ち出したというか。説明不足なせいで、アクションがあるとすぐにメチャクチャな人間だって言われるイメージを改善していきたいです。俺は歌でしか多分そういうところ、伝えられないんで、少しでもそういうイメージの人がTHE 夏の魔物のライブに足を運んでもらえるように頑張ります。自分の中で核の部分、大切なことはいつでもブレていないので、それがもっと知ってもらえるように、これからも楽曲を届けていきますのでよろしくお願いします。2月3日からは「僕と君のロックンロール」を期間限定で無料配信します。こうやってスピード感をもってフットワーク軽く作品を届けることって、「MAMONO RECORDS」を立ち上げたからこそできることだと思いますし、とにかく最高の1stシングルができたので、一人でも多くの皆さんに発見してもらうためにも、自分たちの足を使って、お店を回るところから再スタートしようと思います!

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